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演劇界の「チケットノルマ」というパワーハラスメントについて考えるroom
w/ 田口アヤコ
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演劇界の「チケットノルマ」というパワーハラスメントについて考えるroom
こちら、もしかすると開催しないかもしれません。
また、「チケットを多く売る人間が魅力的な人間であり、魅力的な人間こそが魅力的な俳優である」とお考えの方は入室をお控えくださいませ。
私の私見としては、
「チケット販売を請け負う仕事は、演劇公演の制作部・広報部・プロデューサーの仕事であり、「個人的に知人へチケットを売りたい」という関係者(出演者含む)の手助けをするのが当該部署の仕事の一部であって、俳優にチケットノルマ等でチケット販売の責任を負わせることは、パワーハラスメントである」
という立場です。
「魅力的な人物が、多く集客出来る」
「魅力的な俳優が、多く集客する」
ということは事実ですが、それは伝え方を間違うと、「おまえは人物として魅力的ではないので、チケットを多く売れないのだ」という、人格否定につながります。
演劇・ダンス・舞台芸術の世界でのパワーハラスメントは、昨今、さまざまな具体的事例にて話題になっておりますが、チケット販売の責任を俳優に負わせることも、十分パワーハラスメントではないでしょうか?
例えば、今年度、演劇を学ぼうと大学に入学した方にとっては、授業はオンライン、アルバイトも数少なく、公演に興味を持ってくれる「友人」を作ることはままならない状況でしょう。(それ以上に、生活そのものが苦しいという事例も多々耳にしております)
舞台芸術公演の集客は、あくまでもその公演そのものの魅力によるものであり、俳優やダンサー個々の努力に頼り切ることは、「小劇場演劇界」としても、恥ずべき事態であると思います。
この話題について、
「聞きたい」
「話したい」
という方いらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
1994年に大学入学のため上京後、30年弱、演劇のさまざまな現場を体験しております演出家劇作家女優、田口アヤコがお相手いたします。