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笹沼 弘志

@sansabri-h

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Hiroshi Sasanuma 憲法学者、静岡大学教員。 野宿者のための静岡パトロール事務局長。 いろんな部屋で皆さんのお話し伺ってます。なんで憲法学者が?憲法といえば9条自衛隊のことじゃないの?いやいや憲法学の王道は表現の自由。愛トリ事件や、AVなどの性表現を規制すべきか否かとか。他にもタトゥーを彫るには医師免許が必要だってそんなバカな事件やダンスクラブで踊る自由があるかとか、学校の髪型規制、地毛証明書は憲法違反かとか、公園に寝る権利があるかとか、まさにワイドショー的な日常ネタこそ憲法問題。つまり誰もが憲法問題の当事者であり得るから皆さんの話し聞かせて下さい。 著書『臨床憲法学』(日本評論社)、『ホームレスと自立/排除』(大月書店)/監修『えほん日本国憲法』(明石書店) 【○○を憲法で語る、憲法クラブ】  法学者や法律実務家たちが、日常のあれこれの出来事や諸問題を巡って雑談。 【貧困クラブ】 貧困ってなんだろう。 お金がないことなのかな。お金をあげれば解決するのかな。 ホームレス状態の人たちはなんで外で寝ているのかな。シェルターに入れれば問題は解決するんじゃないの。 貧困って結局は本人の問題じゃないの。働こうとしないからでしょ。 自己責任じゃないの。本人ががんばればいいことなんじゃないの。 日頃感じてる貧困についての疑問について、いろんな形で貧困と関わってきた人たちと語りませんか。 ***社会的排除との闘いは一人との出会いから*** 職も住居もなく、社会から排除され、襲撃や排除の恐怖にさらされている野宿する人々。 自分の生活は自力で支えるべきだ、野宿になったのは自分が悪いのだと自責感情に囚われているからこそ誰にも頼れず野宿を強いられている。 彼らに対して福祉事務所が投げつける驚きの言葉の数々… 「住居のない方の生活保護申請はお断りすることにいたしました。」 「65歳未満の場合、障害や傷病がないと保護できない。」 「高齢者でも子どもがいれば保護できない。」 お役所がいうことなら仕方ないと諦めさせられれば法的には何も起こらなかったことにされる。 先ずは、そうした人々のところに出向いて聴いてみよう。 ゆっくり話しながら、どうしたら良いか一緒に考えてみよう。 そうしたのんびりした歩みからいろんな道が見えてくることもある。 例えば、生活保護申請同行を行い、却下されれば行政不服審査請求、裁判を行う。これはちょっと大変だが、申請同行などは誰でもできる。横に立っているだけでいい。 一人ひとりが変わることで世の中を変えるチャンスも生まれる。